今年度から高校家庭科では資産形成、運用を学ぶようになりました。
資産を増やすという点で、「攻め」と言えます。
しかし、資産を「守る」ことも資産運用では重要だと私は考えています。
攻め、守り、攻守ともに学ぶべきです。
運用による損失は投資家としてリスクを甘受すべきものですが、
投資詐欺などによる被害を回避することは、資産形成・運用以前です。
奪われないために学ぶべき項目が詐欺事例。
詐欺を見抜ける瞬間はどういうときかを
事例を通して手口を学ぶことができます。
私が遭遇した詐欺事例は封書による架空請求です。
当時大学1年生で、入試を終えて間もなかったので、
それなりに知識や読解力がMAXな状態なわけです。
開封する以前にこれは詐欺だと私は判断できました。
封筒の裏、差出人に「東京裁判所」と書かれてありました。
「・・・(笑)。」
このレベルで引っかかる人がいるからこういうことをやっているんだろうと
思い、世の中の詐欺事例や歴史に当時興味がわいたのを覚えています。
個人情報(住所氏名)は卒アルか何かが流出源なのでしょう。
そもそも「東京裁判所」なんてないでしょ!(笑)
東京高等裁判所、地方裁判所、簡易裁判所、家庭裁判所くらいで。
知識レベルで排除できる(見抜ける)。
知識がなければ調べればいいですし。
興味がわいたので、開封して中味を通読してみましたが、
事実無根の債権債務の確認、訴額が4万か5万円くらいでした。
そもそも裁判関係の書類を普通郵便で送るかなという疑問もありました。
期日があるわけで、届いた届いてない問題に発展するわけで。。。
などなど、ツッコミ所が多数あったので、放置後廃棄。
もちろん、その後何もありませんでしたよ。
だって、「東京裁判所」ですから(笑)。
詐欺回避難易度★
まずは、自分の頭で考えることが大事です。