「50 ℃で水素と窒素からアンモニアを合成する新触媒」
~「CO2排出ゼロ」のアンモニア生産へブレークスルー
東京工業大学(原教授)
(1)50 ℃未満で水素と窒素からアンモニアを合成できる触媒の開発に初めて成功
(2)今回、開発した触媒は既存の触媒を凌駕する性能で、CO2排出ゼロを実現
(3)開発した触媒によって自然エネルギーからのアンモニア生産へ道が開かれた
原教授のコメント
今回の研究に対する私たちの感想は、
「社会が求めるアンモニア生産のきっかけを見つけた」に過ぎません。
しかし、化石資源を使わずに肥料を生産し、人々に食糧を届けることが
単なる夢想ではなくなり、現実味を帯びてきました。
従来の触媒開発がしてきた性能向上をたどることによって、
私達のアプローチ・触媒は真に地球・社会・人が求めるアンモニア生産に
繋がると考えています。
(引用)
(動画)※19:45 速度1.75で、何回か見てみましょう。
・アンモニア
この物質に対する認識をあらためましょう。
「鼻を突く刺激臭」以外の知識を持っていない人は学ぶ価値があります。
どんな化学物質で、私たちの生活でどのような役割を持っているのか。
あらためて学んでおきましょう。
・アンモニアの生産と地球環境問題
自然エネルギーからのアンモニア合成。
そこにはエネルギー変換効率問題が立ちふさがる。
・限界を突破するために(ブレークスルー)
分子、原子、イオン、電子など
すでに皆さんは教室で学んだキーワードが聞こえるはずです。
わからなくてもいいから聞き流してみてください。
目に見えない世界での試行錯誤のプロセスを感じるくらいでもいいです。
研究の地道さ、世界をより良くしたいという強い意志が感じられると思います。
私たちの生活がこういう研究によって支えられているということも実感できるでしょう。