昨日は、江戸東京博物館に行ってきました。
歴史ポリスマンとして精力的に活動(ってか、動けるのが今しかない!)
初めての江戸東京博物館でしたが、
見どころありすぎて、興味関心がすぐ移ってしまい、
じっくり見るには泊りがけの覚悟が必要だなと。
常設展示のはじめは、実寸大復元日本橋。
諸街道の起点である日本橋。
橋を何度も行き来してしまいました(笑)
橋を渡るときの感覚、当時の人々の往来、にぎわい、そんなことを馳せながら。
現在の池袋や新宿といった駅前の人混み具合をイメージするといいらしい。
さて、今回のメインテーマはこちら。
危ない危ない、ギリギリ最終日でしたf(・_・;)
国指定史跡 午王山(ごぼうやま)遺跡の出土物を確認できました。
実はこの遺跡を知ったのはつい最近で、ご近所の和光市にあり驚きました。
(板橋の郷土資料館で遺跡関連のチラシを発見し、すでに現地に行ってました。)
弥生の環濠集落といえば佐賀県の吉野ケ里遺跡ですが、
正直こんなにも身近に弥生時代の環濠集落を感じられるとは思ってもみなかった。
外敵からムラを守る構造、すなわち争いが想定されている、そんな時代変化の
痕跡です。
一方で、文化の交流はあったことも出土土器の系統から確認できるようです。
現地に行くと急坂で一気にのぼる、高低差あり。
周辺には水を感じないが、地図上では川が近くにある。
弥生時代、たしかにこの地に人がいて、生活を営んでいたという事実。
そこに今自分が立っていて、
ここから見ている空は、当時の人たちと同じ空で・・・
そんなことを考えるとなんとも不思議な気持ちになります。
さて、江戸東京博物館では、
毎年9000件近い発掘調査が行われる日本列島の遺跡について、
成果がまとまったものや最近発掘された注目すべきものを
新発見考古速報として展示してくれます。
来年度も「発掘された日本列島」は要チェックです。
現場からは以上です。