ixiz’s blog

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中学/社会地理/ニュース

座礁船、スエズ運河の往来遮断」というニュースが気になったのでピックアップ。
 悪天候による視界不良と強風・砂嵐が原因とみられるようです。
 
 ニュースは、原因や背景を探ること。そして、その影響をとらえる。
 さらに、以下のようにニュースを組み合わせてみるとそこに学びが生まれます。
 たんなる座礁事故ニュースと受け取るのではなく、深く世の中を読み解く材料にする。

 地理のニュース課題の取り組み方を少しずつレベルアップさせていきましょう。活用の仕方次第では、思考訓練にもなりますから。
 

3/25 「スエズ運河ふさぐ座礁船、移動作業進まず-物流への影響長期化も」
    
   ・海運の大動脈の一つ、世界貿易の約12%が同運河を経由している
   
   ・新型コロナウイルス禍による電子商取引需要の拡大で
    逼迫(ひっぱく)している世界のサプライチェーンには新たな打撃

   ・「たとえ2日遅れただけでも、サプライチェーンの混乱に拍車がかかり、
     英国や欧州の企業への貨物配送は遅れる」と専門家
   
   ・世界的な貿易の拡大に伴い、コンテナ船の大きさは過去10年で約2倍となった。
    そのため、立往生した場合の作業は以前に比べて極めて困難になっている。

   ・スエズ運河パナマ運河のほか、ホルムズ海峡や東南アジアのマラッカ海峡など、
    海上輸送の難所を通過する船舶が増える中、今回の事故は海運業界が抱える
    大きなリスクを浮き彫りにした。
    船体が巨大化し、水路が混雑するのに伴い、こうした事故は今後増える恐れもある。

   (ブルームバーグ 3/25(木) 6:15配信)

 

    「NY原油、大幅反発 スエズ運河座礁を警戒」
   
   ・エジプトのスエズ運河でコンテナ船が座礁し、運河の往来が遮断されたことから、
    原油の輸送に支障が出るとの警戒感が広がって買い注文が膨らんだ。
    (KYODO 3/25(木) 8:25配信)


    「スエズ運河座礁船、所有者と保険会社に数百万ドルの賠償請求も」
 
   ・業界筋は24日、同船を早期に移動できたとしても、
    その所有者である日本の会社と保険会社には数百万ドル規模の損害賠償が請求される
    可能性があると指摘

   ・スエズ運河庁から座礁による収入面の損失を補償するよう請求される可能性
    航路を妨害された他の船舶からも賠償を求められる可能性
   
   ・保険業界筋によると、同規模のコンテナ船は船体と機械設備について
    1億─1億4000万ドルを補償する保険に入っている可能性が高い

   ・離礁作業の費用も船体と機械設備の保険でカバーされる

   ・同コンテナ船や航路を妨害された他の船舶に積載された荷物の所有者も、
    傷みやすい生鮮食品や配達期限が守れなかったものについて、
    損害賠償を請求する公算が大きい
     (ロイター 3/25(木) 8:52配信)

 

★運河とは、世界三大運河とは

クラブツーリズムパナマ運河スエズ運河ペルシャ湾クルーズツアー・旅行」
https://www.club-t.com/sp/special/abroad/panama_canal/
★JICA 「池上彰パナマ問題入門」
https://www.jica.go.jp/aboutoda/2016_Panama/vol1_2/index.html